何年前かわすれたが、もうだいぶ前からうちでは炊飯器なるものを使っていない。
炊飯器の調子が悪くなってから妻が鍋で炊くようになりました。
お米をうまく炊くには絶対に炊飯器が必要だと思い込んでいた僕は、妻がおもむろに始めた鍋炊きには正直びっくりした。
「炊飯器いらないの?」
「うん、もういい」
「なんで?」
「掃除しにくいから」
けっこう細かいところがある妻には炊飯器にある蒸気口がすごく気になるらしい。
なぜなら分解もできないので掃除ができないから。
その部分は掃除をされないままずっと放置されているのが気持ち悪いというのだ。
たしかにそれは僕もわずかに気になっていた。
というのも一人暮らしの頃ご飯を入れたまま炊飯器を放置してしまったことがあったんですが、久方ぶりにあけてみたらすんごく色とりどりの菌が繁殖していました。
まるで腐海のように。
あわてて閉めたら蒸気口から煙がでてきた。
そのあといくら洗っても、カビ臭くって、きっとまだ蒸気口にカビがいるに違いないと決めつけていたということがあったからです。
鍋だとまったくそんな心配はない。
でもお米がちゃんと炊けるのかなって思ってたらなんの心配もない。
炊飯器でたくのと大差ないやん。
慣れるまではちょっとコツがいるらしいけど。
とくに火加減をいじったりなんてこともない。
炊飯器は便利なしろものです。
それは間違いない。
でも最近の炊飯器って異常に高くないですか?
まあ炊飯器も買ってしまえばしばらくは壊れないので、使わないからといってさほどコスパがよくなるってわけではないですけど。
あ、そうそう。
お米って炊飯器使わないんだったら、圧力鍋を使わないとうまく炊けないんだと、なぜか思い込んでいました。
でも普通に鍋にコメいれて簡単に炊けます。