糖質制限するとケトアシドーシスになって危険なのか

糖質制限反対派はみんなこういう。
糖質制限は血液が酸性になってケトアシドーシスになって危険だと。

冷静に考えてみてほしい。
だったら断食やファスティングをしている人たちはみんなケトアシドーシスになってるはずですよね。
制限どころか0なんですから。

それにこれだけ糖質制限が広まって、糖質はほとんど摂取してませんという人も多いのに、その人たちがケトアシドーシスになって救急車で運ばれまくっているという話も聞きません。

それはケトアシドーシスという状態(血液が脂肪酸によって酸性化する)が起きるにはある条件が必要になるからです。

それは高血糖状態です。

高血糖状態では尿と一緒に糖を排出しようとして脱水が起きる。
それが血液のPHのコントロールを阻害する。

血液はケトン体が増えた程度ではPHコントロールを失ったりしない。

そこに高血糖状態が作用することでケトアシドーシス状態になる。

なぜ血糖値が下がらないのか。
それはインスリンが出ていないか、出ていてもインスリンが効かない状態になっているからです。

ペットボトル症候群というものがある。
汗をだらだら書くような暑い日に糖分てんこ盛りの清涼飲料水やアイスクリームを大量に飲んだり食べたりしたらどうでしょう。
そう、まさに急性ケトアシドーシスが起きる条件が整うのです。

糖質OFFをしているならば血糖値もあがらないので、基本ケトアシドーシスは起きないのです。

1型糖尿病の人がケトアシドーシスを引きおこしやすい理由は、インスリンなどの打ち忘れなどで高血糖状態になるから。

だから糖質制限するとケトアシドーシスになるというのはナンセンスで、糖質制限しないからケトアシドーシスになるというのが正解だと思います。