甘いもの中毒(宗田哲男)

とても面白いので激おすすめ本です。

お茶碗にご飯の代わりに角砂糖が14個入った写真がカバーにつかわれている。
ショッキングな写真だけど、ごはんやパンやお菓子を食べるってことはかなり多くの糖質を摂取することになるということである。
だいたいご飯1膳分が糖質55gぐらいといわれているので1個3グラムの角砂糖やシュガースティックで割れば、18個程度になる。
これは食パン2枚食べるのと同じぐらいの量です。
代謝が高い若者やスポーツ選手ならば、さほど問題にならないが、ほとんど運動もしないサラリーマンや歳をとってきた人たちは代謝も落ちるので糖質は余りまくって内臓脂肪として蓄積されていくことになる。

糖質制限がブームな頃はこういったショッキングな絵もよく使われたけど、最近ではすっかりなりをひそめてしまいました。

ここではっきり言っておくべきなのは糖質が悪いわけではなく、糖質の摂取しすぎが問題だってことです。
要するに今の人類は糖質摂取をしすぎているがゆえに様々な病気が起きているという側面もあるということ。

ご飯や食パンって甘さを感じないからつい腹いっぱい食べちゃいますよね。
砂糖55gを3食摂取しているって考えたら空恐ろしくなりますね。
ちなみに血糖値は爆上がりします。
インスリン抵抗性の効いた糖尿病や境界線の人は爆上がりなので要注意です。

病院では糖尿病患者にたらふく糖質を摂取させている場合が多いので要注意です。
いろんな説があって何を信じればわからないという人もいるかもしれませんが、まずは自分で実験してみることです。
今は血糖値を測る簡易センサーがあるので利用してみたらいい。

世の中は糖質だらけって側面はあるけれど、自分の健康や命を優先させたいんだったら中年以降は断糖するか超少食ぐらいでちょうどいいと思う。